やりたいこと
一言で言えば、自宅で再生する全ての音楽ソースを同じスピーカーから流したいわけです。 もちろん、追加購入をなるべく抑えて、手持ちの機材でなんとかしてみようと思います。
構成イメージ
とりあえずこんな構成を目指します。
(引用元:volumio、改編:Simple Gift)
各デバイス説明
- 下段右 : アンプ付ミニコンポ&スピーカー
- Pioneer製
- CD再生、FM受信。
- LINE入力端子とAUDIO入力端子を持ってます。
- 下段左 : PC/スマホ
- 現在はUSB オーディオI/F経由でミニコンポに接続してます。音楽再生ソフトはfoobar 2000を使用。
- 今回使うvolumioは、ブラウザまたはスマホから操作することができます。 既にPCに入れているfoobar2000もスマホ対応なので、両方共スマホで操作できるようにしてみます。
- 中段左 : 「RaspberryPi + volumio」
- 今回のキモ。こいつで、デジタル音楽ファイルを再生します。 理想的には、音楽流しっぱでスピーカーさえ電源ONすればいつでも聴けるジュークボックス。
- 中段右 : DAC
- 音楽を高音質化してくれるデバイス。まだ持ってないので無視して、RPとミニコンポを直接つなぎます。
- 上段左 : Storage Device
- いわゆるUSBフラッシュメモリー(またはSDカード)。音楽ファイルを入れて、RPに直挿しします。
- 上段右 : Network Storage
- いわゆるNAS 。これにデジタル音楽ファイルを保存します。今回はまだ使いません。
Raspberry Pi とは
通称ラズパイ(以下、RP)。 超安価のPCとして結構話題になっています。 (と思っていたんですが、自分の周囲はほとんど誰も知りませんでした。最近やっと知られてきた感じですかね)。
お手軽にLinuxのPCとしてを使えるだけでなく、いま話題のIoTで他の機器と接続することも(専門知識のある人なら)簡単にできます。
ちなみに、私はラズパイを2台購入しました。PC用(RP3)と音楽用(RP2)。それでも合計1万円以下という驚きのコスパ。ケーブルやらなんやらで多少超えますが、電器屋で売ってるPCやオーディオ機器と比べると桁違いです。
さて、ミニコンポとの接続ですが、上記図のRP向けDACを持っていないので、まずはアナログ接続です。 RPのステレオミニジャックからミニコンポのAudio入力へ繋ぎます。 これで、ひとまず音は出ました。気になる音質については後述。
今回やりたいこと
そんなラズパイですが、音楽再生専用機器としても使うことができます。 これまでPCとiTunesが必須だったデジタル音楽ファイルの再生が、PCを立ち上げることなく可能になるわけです。
今回は、RPに挿してあるSDカード(上の図でいう左上のStorage Device)の音楽ファイルを再生します。
Volumio
Raspberry Pi そのままでも音楽再生はできるのですが、音楽再生に特化したOS (Distribution)に入れ替えることで、いろいろ捗ります。
今回使ったのは、Volumio (version 1.55)。
音楽用に特化しているので余計なノイズも減らすことができます。
まずは、音楽ファイルを、RPローカルのlocal.volumio\\USB Music
フォルダへコピー。
WindowsのエクスプローラでOK。
これでRPのSDカードの空き領域に保存されます。
ブラウザでlocal.volumio
にアクセスして、保存した音楽ファイルをプレイリストに登録します。
これでめでたく再生できました。
スマホからも操作できました。
今後の予定
今回はここまで。 これまで使っていた自作PCは、CPUの負荷が高いときに音にノイズが乗ることが多く、いろいろ調べても解消しなかったので、 今回のRaspberry Pi + Volumioでかなり快適な音楽ライフが実現できそうです。 音質もそう悪くはないです。クラシックとかジャズをガッツリ聴くなら少し苦しいかも。
最終的には、↑に示した図をすべて再現することを目指しますが、 次にやりたいのはこんな感じ。
- 自宅LAN内にNASを設置し、音楽ファイルは全てNASに入れる。RPからNASのデジタル音楽ファイルを読み込んで再生。
- RPにDACを接続して高音質化 (できればハイレゾ対応)
- MPD はSqueeze boxも試してみたい。
ゆるゆるやっていきます。